後遺障害等級認定

自賠責の損害保険料率算出機構という機関が公平な第三者的な立場から後遺障害等級の認定を行っているそうです。交通事故１１０番という交通事故被害者にとって参考になる有益なサイトがあるのですが、そのサイトによれば、どうも実際はこの損害保険料率算出機構は中立公平な機関とは言えないという感じのようです。

でも現実としてこの損害保険料率算出機構で後遺障害等級認定がされるのですから、それを前提にするしかなさそうです。しかし。その等級認定の基準が公開されていません。つまり、どういう時に後遺障害等級が認定されるかわからないというのが現実です。

そこで交通事故事件をたくさん取り扱っている弁護士や弁護士法人が過去の事例を分析してその基準を予想する、という試みをしています。

等級が認められたケースと認められなかったケースを比較し、その違いを分析することで、損害保険料率算出機構が後遺障害等級認定をする際の判断基準や考慮事項を予想しようという試みです。

これは難しいことではありますが、年間２０００件などの交通事故相談を受けているような法律事務所だと結構見抜いているようです。公開されていない以上このような法律事務所に相談をして、交通事故で負った怪我や後遺症について正当な補償を求めるためにも後遺障害をきちんと認定してもらいたいですね。